特許事務所に明細書の作成を依頼した場合、下記の点に注意して明細書案の原稿をチェックして下さい。 |
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1.第一回目の原稿
- 打ち合わせ後の第一回目の原稿は、特許事務所側の発明に関する不明点等が多数あるので、発明の要旨が間違って理解されていないか、技術的に大きな間違いが無いかをチェックします。
- 請求範囲が狭すぎないか、請求範囲はこの内容でいいかをチェックして下さい。
1.それ以後の原稿
- 技術的に間違っているところが無いかをチェックして下さい。
- 技術用語が間違っていないかをチェックして下さい。
- 図面のチェックをします。図面は知財部門にチェックさせてもあてにならないことが多いので技術者がチェックするようにして下さい。(図面は補正がきかないので、間違っていると大変なことになります。)
- 効果(利点)が間違って書かれていないかをチェックして下さい。
- 技術的に書きすぎている(説明しすぎている)ところがないかをチェックします。技術情報を公開しすぎる必要はないので、公開しすぎてるところは削除して下さい。
- 自社のノウハウが書かれていないかをチェックします。ノウハウに関することが書かれていることがあるので、書かれていた場合は削除して下さい。
- 今回の出願に関係する内容で、特許にはならないかもしれないけど、他社に出願されたくないようなものがある場合は、明細書中に記載して、明細書が公開となった時に、公知情報となるようにして下さい。
- 請求範囲の下位に、実際に自社で実施する条件が入っているかをチェックします。入っていなければ付け加えて下さい。
- 実施例や変形例に自社で実施されると予想されるものが入っているかをチェックします。入っていなければ付け加えて下さい。
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