特許出願に使う実験データを取る時は、下記の点に注意して下さい。
  1. 従来品の評価が×で発明品の評価が○という、性能の違いが明確になるデータを取って下さい。多分、発明品の方が優れているというようなデータではダメです。

  2. 従来品と発明品が同じ試験条件で比較されているデータを取って下さい。試験する条件が違っていたら、比較にはなりませんので注意して下さい。

  3. 条件に幅がある場合は、上限と下限がわかるデータを取って下さい。例えば×△○○○△×というような評価がでるように7点以上のデータを取って下さい。

  1. 発明品の欠点が出るようなデータを取る必要はありません。

  2. 発明品の利点が複数ある場合は、その利点が明確になるような試験法で、その利点毎に試験データを取って下さい。

  3. データは性能を明確に示すものがひとつあれば良く、多数のデータがあればいいというものではありません。この点は勘違いしないように注意して下さい。

  4. データを取る場合はX軸とY軸の試験条件のすべてを実験する必要はなく、基本となるX軸とY軸のそれぞれ一列のデータがあれば、後は、必要な部分のデータだけあればかまいません。無駄な試験をしないように注意して下さい。