無効審判に使用する公知資料は下記のような方法で捜します。

 1.審査官の調査していない分野を捜す 

審査官はそれほど広い分野で調査しているとは限りませんので、審査官の捜していない分野を検索すれば、有力な公知資料が見つかる場合があります。

 2.特許権者が加入している学会の学会誌や論文を捜す 

特許権者が加入している学会の学会誌や、講演会の資料、論文集等に有力な公知資料が見つかる場合があります。

 3.カタログを捜す 

特許権者が作成している展示会用のカタログ等に有力な情報が記載されている場合があります。

 4.発明者名で捜す 

発明者名でその特許権者の会社の技術を過去に遡って調査していくと、関連する公知資料が見つかる場合があります。

 5.外国出願の引用文献を捜す 

外国出願がある場合は、サーチレポートや、審査の中で引用した文献に、権利を無効にさせる事のできる公知資料が見つかる可能性があります。