特許情報が他の技術情報と違う点を下記に示します。

 1.最新の技術情報 

先願主義が採用されているため、最新の技術をできるだけ早く出願しようと言う動きが企業にあり、出願後1年半で公開される公開特許に記載されている技術情報は、他では入手できない最新の技術情報といえます。

 2.技術の開示レベルが高い 

特許情報は、従来の技術、発明が解決しようとする課題、課題を解決する手段等の一定の書式で、当業者が容易に実施できるレベルで発明の内容が書かれているため、他の技術情報に比べて開示のレベルが高いと言えます。

 3.検索条件が整っている 

特許情報は、国際特許分類(IPC)や、FIや、Fターム等でしっかりと技術分野別に分類されてたり、出願人、番号、日付等の他の検索条件が整っており、容易に調査ができる。

 4.検索システムが整っている 

特許情報は、特許電子図書館、米国特許庁、ヨーロッパ特許庁、WIPO等のインターネットで無料検索できるデータベースや、CyberPatent Deskのような有料のデータベースが多数存在し、簡単に特許情報の検索できる環境が整っている。

 5.技術分野が広い 

特許情報は、全技術分野の情報が整っており、核技術の流れや、分野別の業界の情報等を簡単に把握することができる。